チュンに会いにいきたい

小学校6年生のときに初めて迎えた犬、名前をチュンといいます。日本犬の血を引き継いだ雑種のオス犬です。

Ta-Ta(タータ)

ずっとずっと飼いたかった私にとって、犬が家にいる生活というのは夢のようでした。

大学生になって遅い反抗期なのかなんなのか、家族と上手く接することができなくなった私は、どうしても一人暮らしがしたくて実家を出ました。チュンに会えなくなるのだけが心残りでした。出発の日「じゃぁね」と声を掛けると少しキョトンとしたような顔で私をじっと見つめてきたチュンが忘れられなくて、今でも思い出す度泣きそうになります。

ある日家を出たきり姿を見せない私をどう思ったでしょう。チュンはまだ私を覚えてくれているのでしょうか。

あんなにチュンでいっぱいだったカメラフォルダーにチュンの姿はなくなり、何度コロコロをしてもつく毛に苦労する日々も無くなりました。

そんなチュンも今年で12歳になります。最後になるかもと覚悟をして家を出てきたつもりでしたが、やっぱり会いたいです。めちゃめちゃに一人になりたいときも、チュンが一緒にいてくれる空間は、とても心地の良いものでした。

たまに夢にまで出てくるチュンは、まるで「会いに来て」と言ってくれているかのような、コロナを言い訳に長らく帰っていない私の背中を押してくれているのかもしれません。2年という月日は、犬のチュンにとっては長すぎる時間だと思います。忘れられていないか、いつもの人見知りを発動して唸られたらどうしようかという不安も抱きながら、大好きなチュンに会うために、タイミングを見て近く初めて帰省をしてみようと思います。

我が家の大きな甘えん坊

我が家には大きな甘えん坊がいる。Ta-Ta(タータ)

ゴールデンレトリバーの「まろん」である。

初めてまろんが家に来た日は私が高校卒業間近の頃であった。

大学進学で地元を離れる私のかわりに新しく家族として母が迎え入れたのがきっかけとなった。

おっとりな女の子のまろんは抱っこをしてもらうことが大好きで、家族の誰かがソファーに座ると待ってましたとばかりにアゴを膝に乗っけて寝そべってきた。

家に来たての頃は体も小さく、膝の上にちょこんと座って甘えてきていたまろんだが、体が大きくなった今でも全体重を預けながら「撫でてー」とアゴを乗っけてアピールしてくる。

自分のサイズが昔とあまり変わっていないと思っているのか、20キロ以上ある大きな甘えん坊はごはんの時間になると猛ダッシュで駆け寄ってきてそのまま突進をしてくる。

毎度家族は吹っ飛ばされているが、この甘えん坊モードがたまらなくかわいいのだ。

長らく一緒に暮らしていると、ふいに人間の言葉を話したんじゃないかと思うくらい意思疎通が出来ることがある。

ごはんを食べ終わった後に「もっとー」と言った気がして、まだ食べるか聞いてみると嬉しそうにくるくるその場で回って感情を表現してくれる。

今日も遠くからまろんが突進してくるのをわくわくして待つ家族であった。